安蘭けいが宝塚星組公演で「悪」極める

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宝塚歌劇団星組公演「エル・アルコン－鷹－」「レビュー・オルキス－蘭の星－」が２日、東京・有楽町の東京宝塚劇場で開幕した。

１部「エル－」は漫画家、青池保子さんの海洋活劇ロマンをもとにしたミュージカル。七つの海を制覇するという野望に燃える主人公の英海軍士官ティリアンは宝塚では異色のアンチヒーロー。ティリアンを魅惑的に演じ、映画「ゲド戦記」で知られる寺嶋民哉氏作曲の主題歌を歌唱巧者らしく伸びやかな歌声で魅了した星組トップスター、安蘭けい。「東京公演では、この役をむかつく程憎んでもらえたら（笑）。もっと悪をエスカレートさせたい」とノリノリだ。
（ヤフートピックス）
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080103-00000003-sanspo-ent

■豆知識　安蘭けい
滋賀県甲賀郡甲西町(現・湖南市)出身。公称身長167cm、血液型AB型。滋賀県立甲西高等学校出身。愛称とうこ(本名"瞳子"より）。

涼風真世に憧れ宝塚を志し、実に４度目の受験で、念願の宝塚音楽学校合格を果たした。

1989年、宝塚音楽学校入学。第77期生。

1991年、宝塚歌劇団に首席入団。月組『ベルサイユのばら』で初舞台を踏む。同期生に朝海ひかる（元‧雪組男役トップ）と春野寿美礼（元‧花組男役トップ）、花總まり（元‧宙組娘役トップ）らがいる。

組み回り出演を経て、雪組に配属。端正な容姿と実力から、早くからスターとして順調に抜擢を受けていた。1999年頃からは組み替えで雪組配属となった、同期の朝海ひかる・成瀬こうきとともにトリオで使われることが多かった。後に「雪組三兄弟」（当時流行していただんご三兄弟に由来）とも呼ばれる。

2000年、星組に組替え。香寿たつきのトップ時代には星組は歌える人材が揃っており、安蘭も歌唱面を中心に活躍する。

2003年には日生劇場「雨に唄えば」でドン役を軽妙に演じる。さらに「王家に捧ぐ歌」（宝塚版アイーダ）では事実上のヒロイン・アイーダ役を熱演。美しいソプラノでの歌唱を聞かせた。男役がこのようなソプラノで歌うことは極めて珍しい。「ミュージカル」誌では作品がベスト・ミュージカルに選ばれ、安蘭自身も女優部門2位、さらに松尾芸能新人賞も受賞した。2004年には「ファントム」日本初演でシャンドン伯爵を爽やかに好演。翌年の主演公演「龍星」では、複雑な生い立ちをもつ孤独な主人公を熱演した。2006年には「ベルサイユのばら」が再演され、大劇場と東京でそれぞれオスカルとアンドレを演じた。特にオスカルは単に凛々しいだけでなく、女性らしさ・それ故の苦悩も随所に滲ませ高い評価を受ける。なお、この再演により本公演でオスカル・アンドレ・フェルゼンと男役が演じる三役全てを演じたことになり、これは宝塚史上初である。
（ウィキペディアより引用）

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